ケトルベルトレーニング
ケトルベルトレーニングについて、日本ではまだ一般的に普及していないため、よくご存じない方が多いかと思います。欧米ではほとんどのフィットネスジムやトレーニングジムにケトルベルがあります。
最近はダイエットに効果があるということから特に女性に人気がでてきていますが、アメフト・サッカー・野球・ボクシングなどのプロアスリートのトレーニング、モデルや俳優の体づくり、医療の分野ではケガや故障のリハビリに使われるなどとても用途が多く、年々人気が高まっているようです。
※ケトルベルの代表的なトレーニングに、ケトルベルスイング(KettleBell SWING)というトレーニングがあります。
このSWING=ケトルベルを振り子の様に振るトレーニングは、きついトレーニングというよりも
楽しいトレーニングだと感じていただける素晴らしいトレーニングです。
是非皆様に体験していただきたいと思います(^^♪
1.ケトルベルの歴史
ケトルベルとは、大きな球体に取っ手がついた形状で、ヤカン(kettle)に似ていることからこの名前が付きました。
16世紀・ロシア発祥。ロシアでは「ギリャ」という名前で今も伝統的な競技として行われています。
21世紀に入って、旧ソ連軍の特殊部隊で訓練を担当していたパベル・サッソーリン氏がアメリカに渡り、ケトルベルの普及活動をしたところ、全米~世界中に広がりました。
彼が設立したケトルベルインストラクター養成学校の「STRONG FIRST/ストロングファースト」では、
ハードスタイルといわれる「身体の強化を目的とした」トレーニングスタイルを教えています。
(この他、10分回に何回上げるかを競う競技団体では、ハードスタイルとは違うテクニックを用います。)
2.ケトルベルトレーニングの効果
★何のトレーニング?
ケトルベルトレーニングは「ファンクショナルトレーニング」と位置付けられていますが、
その意味は「実際に使える力を養う」トレーニングということです。
それは単に筋力をつけたり、大きくしたりするだけでなく、適切に身体を動かすためのトレーニングということになります。一般的に日常生活が楽になる要素とは、
筋力・姿勢・持久力ですが、
ケトルベルはこれ一つでこれらの要素を一度に鍛えることができる万能選手といえます。
★ケトルベルトレーニングの効果
(a)筋力・・・ケトルベルトレーニングは、「動き」の中で多くの筋肉を連携させながら筋力を使うため効率が良く、重さや回数の設定で負荷を変えることにより、初心者からアスリートまで幅広い用途に使用できます。
(b)体幹・・・ケトルベルの形は丸く、持ち上げるとダンベルとは違った不安定な中でバランスを取るため、体幹やインナーマッスルを強化します。
(c)無酸素+有酸素運動・・・マシントレーニングによる筋力トレーニングは無酸素運動ですが、ケトルベルは呼吸を使って全身を動かす有酸素運動でもあり、心肺機能を高めるトレーニングにもなります。
(d)柔軟性・・・全身の関節を動かすので、いつの間にか肩回りや股関節などの可動域が広くなってきます。
これらの効果は、正しい姿勢を維持することにつながり、姿勢の改善、肩凝りや腰痛、膝痛などの緩和や予防になります。
(e)ダイエット・・・全身の筋肉を使うケトルベルトレーニングはカロリー消費が大きく、
1分間で約20kcal、20分間のセッションで約400kcalも消費できるという報告もあるくらいです。
もちろんトレーニングの内容によって異なってきますが、これは、5km-8kmランニングする(個人差があります)のと同じくらいのレベルです。
(f)時短トレーニング・・・全身の筋トレと有酸素運動を一度にトレーニングでき、時間の短縮が可能です。
また毎日行う必要もなく、10分から30分程度を週に1~2回でもその効果を実感できると思います。
★ケトルベルトレーニングを始める際には、ケトルベル認定インストラクターと一緒にトレーニングをすることをお勧めします😊
★スイングフィットネスでは、資格を持ったインストラクターがお客様に適した重量やエクササイズの選定、呼吸方法、フォームの修正などについてマンツーマンで指導いたします。
★お客様が自宅トレーニング用のケトルベルを購入される際には、重さや形状、素材、購入先などのアドバイスもさせていただいております。